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「アメリ」24年春夏は凝ったデザイン復活 「強いモノ作りでインフルエンサーブランドと差別化」

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ビーストーン(黒石奈央子CEO)が運営するリアルクローズブランド「アメリ(AMERI)」の2024年春夏は、もともと強みとしていたようなひねりの効いたアイテムが豊富だ。「来年でブランド設立10周年を迎える。ドッキングやバックプリーツなどのディテールを初期のころは打ち出していたが、改めてそういった凝ったアイデアに注目している」と黒石CEO。「海外コレクションは正直見ていない。自分たちが実際に今着たいものだけをそろえた」と語り、パリコレ終了前に展示会を行った。

ここ数シーズン、はっ水などの機能性素材を使ったシンプルなデザインが目立っていたが、今季はネイルに使うジェルを混ぜ合わせてアトリエ内で柄を作ったというマーブルプリントや、インテリア資材用のラッセルレース、腰を膨らませたドレスなど、柄や素材、ディテールそれぞれで主張の強いアイテムをそろえている。一般的なトレンド傾向として、24年春夏はシンプル、ミニマルといった要素が強まっているが「私自身は逆にシンプルに飽きてきたところ。今の時代はインフルエンサーがディレクションするD2Cブランドがあふれているからこそ、自分のアイデアでモノ作りができるデザイナーが重要だし、しっかり考えて作られた“語れる”アイテムが求められている。一般のお客さまも、その違いは見抜いていると思う」と黒石CEO。

期待はデニムアイテムのバリエーション

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