ファッション

イタリア大使館貿易促進部がセミナーを開催 2024-25秋冬シーズンのトレンドやSDGs事業にフォーカス

イタリア大使館貿易促進部は日本のファッション業界関係者を対象としたセミナーを10月31日にウィズ ハラジュク ホールで開催する。

今回のセミナーでは、世界有数のトレンド予測企業、WGSN社から講師を迎えて、EU圏やイタリアにおけるSDGs事業の事例についてと、2024-25年秋冬シーズンのトレンド予測などについての2本の講演を行う。

このセミナーは、イタリア国内のSDGsをテーマとしたファッション関連商品の日本への輸入促進を目的とした、SDGs イタリアン ファッション スペシャルプロジェクトの一環だ。今年6月にもイタリア国内のメーカーに向けて日本の貿易・EPUや品質表示、マーケット・トレンドなどを伝えるオンラインセミナーを配信した。

また、10月31日から11月2日までの3日間は、同じくウィズ ハラジュク ホール内のリフォークで、イタリア植物タンニンなめし革協会による展示「その素材、本当にバイオ由来と言えますか?」を行う。

同展示では、イタリアのトスカーナ地方で、伝統的な製法である植物タンニンなめしによって作られる革にフォーカスする。

EUは、グリーンディールと呼ばれる気候変動と戦うための環境戦略を打ち出しており、バイオベース(生物由来)またはバイオマス由来の素材の促進を通じて、2050年までに温室効果ガスの純排出量をゼロにすることを目指している。

タンニンなめし革で作られた製品は、耐久性に優れ、時間の経過とともに味わいを増し、何年にもわたって修理や再生、再利用することができる。また、環境や人体にもやさしいことから、EUの要求事項のいくつかを満たしている。展示では、このことを科学的見地から証明した専門家による分析結果を分かりやすく展示し、現在流通しているファッションアイテムが本当の意味で持続可能なものなのか、来場者とともに考えることを目指す。(入場無料/一般公開)

■イタリア大使館貿易促進部 セミナー
日程:10月31日
場所:ウィズ ハラジュク ホール
住所:東京都渋谷区神宮前1-14-30

■展示会「その素材、本当にバイオ由来と言えますか」
会期:10月31日〜11月2日
場所:ウィズ ハラジュク内 リフォーク
住所:東京都渋谷区神宮前1-14-30

問い合わせ先
イタリア大使館 貿易促進部
 03-3475-1401