2004年11月の故カール・ラガーフェルドとのパートナーシップを皮切りに、数々の名だたるデザイナーやブランドとのコラボレーション・シリーズを展開してきたH&M。今回のお相手は、1960年代にファッション界で一躍その名を轟かせたブランド「ラバンヌ(RABANNE)」だ。ブランドのDNAを受け継ぎながらモダンなエッセンスを取り入れたアイテムを、自身もデザイナーとして活躍するファッションアイコンの滝口樹理が華麗に着こなす。
LOOK1 : 日常づかいでも取り入れたい、
メタリックなアイテムを主役に
樹理さんが 「今回のルックの中で一番挑戦だったけど、結果としてとてもしっくり自分にハマりました」と挙げてくれたのは、シルバーのスパンコールが散りばめられたメッシュトップスを取り入れたスタイル。「一見ハードな印象を受けるかもしれませんが、着心地は軽くてソフト。胸もとのドレープやウエスト周りのフリンジのラインがとても美しく、体を綺麗に見せてくれるアイテムだなと感じました」という樹理さん。今回は、同系色のファーリーなパンツでワントーンルックを提案してくれた。「今日みたいに華やかなパンツを合わせてもいいし、デニムなどシンプルなボトムでもかっこよくキマリそう。意外とデイリーに取り入れやすいアイテムだなと感じました。ジャケットやカーディガンを羽織って、レイヤードしても楽しめそうですね。あえてアクセサリーは身につけず、サラッとラメ入りのボディークリームだけを塗って出かけたいです」。
樹理さんのミステリアスな色香を引き立てるのは、「ラバンヌ」のシグネチャーとなっている、スパンコールディスクが連なったビーズディスクエンベリッシュドヘッドピースだ。「ヘッドピースもとてもつけ心地がよく、まとうだけで雰囲気をガラリと変えてくれるのでワードローブに取り入れていきたいですね。私は普段からパーティーのときは自分自身がミラーボール!みたいなルックで楽しむことが多いのですが、このスタイルは、あえてビーチサイドのパーティーで着たいですね。水着の人が多い中でこんなメタリックなルックで登場したら、きっと目を引くだろうなと想像が膨らみました」。
LOOK2: 一枚で主役に。
麗しのリトルブラックドレス
2ルック目は、樹理さんが「1枚でサマになる」と太鼓判を押すミニブラックドレスのコーディネート。「シンプルな無地のドレスでありながらも、パフスリーブや胸もとの切り替えなどしっかりとシルエットが作り込まれていて、一目見た時からとても可愛いなと思いました。肌触りもよくて温かいので、これからの季節に役立ちそうです」。ドレスの足もとは、ラインストーンがあしらわれたタイツにファーブーツをオン。「ラインストーンつきのタイツは繊細すぎるか、厚手で重たくなるかというパターンが多いんです。でもこのタイツはしっかりしているのに透け感もあって、とても重宝しそう。私は古着が大好きなので、足もとはビンテージのブーツでハズしてみました」。
「ラバンヌ」の最もアイコニックなアイテムの一つであるディスクエンベリッシュドショルダーバッグもまた、今回の目玉アイテムの一つだ。「『ラバンヌ』のバッグは昔から気になっていたのですが、今回のコラボでも改めて可愛いなと思いました。今合わせているグリーンのバッグは、ブラックドレスにとても映えていますよね。中がレザーになっているので安心して物を入れられて、しかも軽いというのも魅力的です」。
LOOK3: リュクスな刺しゅうアイテムで
誰よりもクールな着こなしを
普段、服を選ぶ時は自分の気持ちが上がるかどうかというのを大切にしているという樹理さん。そんな彼女がラストルックに選んだのは、ナポレオン風の刺しゅうウールジャケットにパンツを合わせたハンサムスタイルだ。「こんなにも贅沢に刺しゅうやボタンがあしらわれたアイテムは、やっぱり袖を通すだけで気持ちが高まりますよね。パンツのシルエットもすごく綺麗。ラグジュアリーな見た目ですが、重たくなくて着やすいです。私はパーティーのときにキャラ設定をしてなりきるのが好きなのですが、このルックはそういう意味でも自分のスイッチをオンにしてくれますね」。
ジャケットの下に忍ばせたのは、自身のブランド「ジュエミ(JUEMI)」のシャツだ。「ジャケットが豪華な分、インナーは少しシンプルなものを選びました。でも背中はしっかりあいているというギャップもお気に入り。前髪もサイドに流して、ハンサムウーマンなムードを意識しました」。
華やかなラインアップが揃う今回のコレクションだが、臆することなくデイリー使いにも取り入れてほしいという樹理さん。「パーティー風のムードがたっぷり詰まったコレクションですが、一点一点は普段づかいにも役立ちそうなアイテムばかり。日本人は少し控えめな服装を好む方も多いですが、まとうだけで自信を与えてくれるコレクションなので、ぜひ臆することなく着てもらいたいですね」。
LOOK1:フリンジメタルメッシュトップス 2万9999円 ※オンライン限定発売、ビーズディスクエンベリッシュドヘッドピース 1万9999円 ※オンライン限定発売、ディスクエンベリッシュドショルダーバッグ 1万9999円/以上、「ラバンヌ」 H&M(H&M)、パンツ(ジュエミ)、シューズ(ビンテージ)/以上、樹理さん私物
LOOK2:ジャージーパフスカートワンピース 1万2999円、ラインストーンエンベリッシュドタイツ 5999円/以上、「ラバンヌ」 H&M(H&M)、シューズ(ビンテージ)/以上、樹理さん私物
LOOK3:刺しゅうウールジャケット 3万4999円、刺繡ウールパンツ 1万2999円/以上、「ラバンヌ」 H&M(H&M)、シャツ(ジュエミ)、シューズ(バックラッシュ)/以上、樹理さん私物
滝口樹理/ 「ジュエミ」デザイナー
PROFILE:(たきぐち じゅり)東京生まれ、中国育ち。アパレルショップ店員として働いた後、20歳で起業。アパレルブランドの「ジュエミ(JUEMI)」を立ち上げ、自らデザイナーを務める。「女性らしい艶っぽさ」と「その人の芯の強さ」を引き出す服をコンセプトに、女性たちから高い支持を得ている。
MODEL : JURI TAKIGUCHI
PHOTOS : KANAME TERUYA
HAIR & MAKEUP : TORU SAKANISHI
H&M × 「RABANNE」
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DRESS
「ラバンヌ」ならではのボディコンシャスなドレスが揃い踏み。まとうだけで華やかなオーラに包まれるアイテムばかりなので、一枚持っておくと役に立つこと間違いなし。
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TOP
ブランドならではのメタリックな輝きが目を引くアイテムから、スポーティーなもの、シンプルながらもレディな印象を放つものまで。日常使いで取り入れたいアイテムが豊富にラインアップ。
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PANTS
スタイルを美しく見せてくれるシルエットは、「ラバンヌ」ならでは。デイリーにはもちろん、パーティーシーンでも取り入れたいデザインのパンツが勢ぞろい。
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SKIRT
コーディネートに華を添えるのは、こだわりのスカートたち。取り入れ方によってフェミニンにもクールにも決まるアイテムなので、あなたなりのスタイリングを見つけてみて。
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OUTER
これからの季節に便利なアウターも登場。ゴージャスなエコファーのものから、クールなナポレオンジャケット、そして洗練されたダブルコートまで。この秋冬の相棒は、どれにする?
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ACCESSORIES
ブランドのシグネチャーであるスパンコールバッグをはじめ、バラエティーに富んだ小物がお目見え。スタイリングを格上げしてくれるアイテムは、いくつも買いそろえたくなるものばかり。
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MENS
今回のコレクションは、メンズも充実の品ぞろえ。性別を問わず着こなしを楽しめそうなアイテムがたくさんあるので、くまなくチェックしてみて。
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HOME
今回のコラボレーションは、ファッションアイテムだけに留まらずホームコレクションも登場。カーペットやクッション、さらにはキャンドルホルダーやトランプやダイスまで。お家時間を盛り上げてくれるアイテムは、ギフトにも◎。
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■「ラバンヌ H&M」
発売日:11月9日
販売店舗:限定店舗およびオンラインストアにて発売
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