ポーラ・オルビスホールディングスは、2013年12月期の第1四半期連結売上高が対前年比105.9%の412億3800万円、営業利益は同130.7%の16億100万円、経常利益は同135.7%の21億4400万円、純利益は同174.3%の12億5800万円だった。アジア地域で堅実な売り上げを確保したことや為替の影響、ジュリーク買収に伴う一時費用の解消や販管費の効率化が寄与し、増収増益となった。
事業部別の売上高は、ビューティケア事業が同106.2%の385億5900万円、不動産事業が同96.5%の7億1900万円、その他が同104.3%の19億6000万円。
ビューティケア事業の内訳は、化粧品が同107.2%の363億円、ファッションが同91.9%の22億5800万円。化粧品は、基幹ブランドのポーラがエステ併設型集客店舗「ポーラ ザ ビューティ」や百貨店店舗へ積極展開を推進し、堅調。オルビスは、2月に通販限定で発売したエイジングケアシリーズ「ライブリッチ」が好調に推移した。育成ブランドのTHREEやディセンシアは前年を上回る売り上げを保持。その他、海外ブランドのジュリークやH2Oプラスがアジア地域で順調な成長と為替による影響を受け約2倍と大幅に伸長した。また、ロシアではポーラ「B.A ザ マスク」が日本ブランドで唯一ベストコスメを受賞するなど認知度を高めている。
今期の売上高は1885億円、営業利益が160億円、経常利益が163億円、純利益が82億円を目指す。