ポーラ・オルビスホールディングスは、2012年12月期連結決算を発表した。売上高は、対前年比108.5%の1808 億7300万円、営業利益が同105.2%の135億2000万円、経常利益が同109.6%の146億400万円、純利益が同83.1%の66億8100万円だった。基幹ブランドのポーラなど国内販売が好調の他、2月に買収したジュリークなどが寄与し売り上げは伸長。前年同期に計上した特別損失は大幅に解消したものの、法人税などが増加したため純利益は2ケタ減となり、増収減益となった。
事業部別売上高は、ビューティケア事業が同109.1%の1688 億1100万円、不動産事業が同92 % の28 億4100万円、その他が同104.9%の92億2000万円だった。
ビューティケア事業は、国内市場でポーラの「B.A サマー」シリーズや「B.A ザ アイクリーム」などが好調に推移。海外市場でもタイの販売組織の拡大、事業成長施策が奏功し、ポーラブランドは前年を上回る業績となった。オルビスでは、スキンケア化粧品のリニューアルやネット通販などの強化策が寄与し、前年並みの売り上げを確保した。その他、THREE やディセンシアの国内販売も伸長した。
今期は、基幹ブランドのポーラとオルビスでスキンケア化粧品のシェア拡大で収益性向上を図り、THREE などの育成ブランドの成長とM&A を含む海外事業展開へ投資していく。通期連結売上高は1885億円、営業利益160 億円、経常利益163億円、純利益82 億円を目指す。