ポーラ・オルビスホールディングスは2012年度12月期の第3四半期(1〜 9月)決算を発表した。連結売上高は、対前年同期比108.2%の1297億2400万円、営業利益は同91.2%の80 億1300万円、経常利益は同92.5%の84億2500万円、純利益は同67.3%の36億8700万円だった。国内販売の好調に加え、今年2月から連結したジュリークの業績を取り込んだことにより増収だったが、利益面では国内課税所得の増加に伴う法人税の増加などにより、純利益は前年を下回った。
ブランド別売上高は、ポーラが同102.6%の711億6000万円、オルビスが同99.7%の354億7100万円、pdc、ディセンシア、THREE などを擁する育成ブランドは同111%の59 億5600万円、エイチツーオー プラス(H2O+)とジュリークを擁する海外ブランドは同955.9%の82 億5900万円だった。ポーラは今期、国内では27店舗を出店し、海外ではタイや香港での事業成長施策を実施し、前年同期を上回った。前期末から3店舗を出店したTHREE の売上高は、前期比約150%だった。
第4四半期の取り組みとしては、ポーラでは年内にさらに30店舗の出店を計画。オルビスでは9月24日からコンビニ受け取りを可能にするなど、配送サービスを強化。H2O+ はリブランディングを加速させる。なお、通期の連結売上高は同109.2%の1820 億円、営業利益は同110.5%の142 億円、経常利益は同110.3%の147億円、純利益は同89.6%の72 億円を見込む。