ユニ・チャームの生理ケア用品ブランド「ソフィ(SOFY)」は今秋、妊活市場に参入する。おりもので“妊活おしらせ物質”を検出する“妊活タイミングをチェックできるおりものシート”(5枚入、605円/10枚入、1210円※編集部調べ)を11月7日に発売する。同日、「ソフィ」の生理管理アプリに新機能“妊娠希望モード”を追加し、妊活予測をサポートする。
同社は1963年に生理用品ナプキンの製造・販売を開始し、83年に「ソフィ」を立ち上げた。主力の“はだおもい”シリーズをはじめ、“ボディフィット”“センターイン”“オーガニック”シリーズなどを展開する。ナプキンやパンティライナー、タンポン、月経カップ、体につける“シンクロフィット”など幅広い商品をそろえ、女性の生理に寄り添ってきた。なお、「ソフィ」の中でパンティライナーの売り上げ構成比は約10%を占める。おりもの対策や吸水タイプなどそれぞれの用途にあわせた商品をそろえ、各世代から支持を集めているという。
中野美貴ブランドマネージャーは、「生理と妊娠は密接に関わっているが、妊活の環境はいまだ閉鎖的だ。40年以上、女性の日常に寄り添ってきた『ソフィ』だからこそ、妊活に取り組む女性の生活を変えていきたいと考えた」と、女性の初婚年齢や出産平均年齢が上昇し、女性を取り巻く環境が大きく変わってきた2018年頃から妊活に関わる商品やサービスの研究を始めた。
妊活には排卵時期を含む約6日間を把握することも重要であるが、同社の調査によると、妊活の女性は「妊活に適したタイミングを把握する」ことが大きな悩みであることが判明した。そこで、日常の延長でできる新しい「妊活習慣」として“妊活タイミングをチェックできるおりものシート”を開発した。
同商品は、おりものに反応し“妊活おしらせ物質”の有無判定を可能にした。アプリと連動させることで、最適なタイミングで使い始めることができる。朝に装着することを推奨し、個人差はあるが約1~2時間で判定のサインが出ることが多いという。今後は、デジタル広告でプロモーションするほかTVCMを視野に入れ、知名度を広げていく。