ラスボスが原宿に降臨する――。聞き慣れない言葉に取材班は耳を疑った。ラスボスとは、紅白歌合戦の豪華絢爛ド派手な衣装をきっかけに、ネット界隈から“ラスボス”と呼ばれるようになったあの演歌歌手、小林幸子さんだ。10歳でデビューし、来年には芸能生活60周年を迎える大ベテランにもかかわらず、ボカロを歌い、コスプレフェスに参加するなど、新しいことに常にポジティブ。そんな幸子さんが、なんでも、コラボファッションアイテムのローンチパーティーに顔を出すらしい。われわれはすぐに裏原宿に飛んだ。そこで見たラスボスの神対応とは?(この記事は「WWDJAPAN」2023年11月6日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
漆黒のロールスロイスで到着!
ストリートブランド「エルエフワイティー(LFYT)」と漫画「週刊少年チャンピオン」とのコラボレーションアイテムのリリースパーティーが行われたのは、裏原宿に構えるセレクトショップ「ラファイエット トウキョウ(LAFAYETTE TOKYO)」だ。予定を40分ほど回ったところで、黒塗りのロールスロイスが細道をこちらに向かってきた。間違いない、“ラスボス”だ。店前に止まったロールスロイスの観音扉が開くと、中から史上初(?)ラップTを着た幸子さんが登場。待ちわびたヘッズたちから黄色い歓声が漏れる。
名曲「千本桜」で店内はヒートアップ!
店内に足を運ぶと、待ってましたとばかりに、ボカロの名曲「千本桜」をDJプレー。右手を突き上げてオーディエンスを煽る幸子さんの姿を目に焼き付けるのは、ストリートにいるヘッズたちだ。「こんなに多くの若い子たちがいてくれて、びっくり」と幸子さん。
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