栗野宏文ユナイテッドアローズ上級顧問と山縣良和が主宰するファッションの私塾、ここのがっこうは11月21〜30日、渋谷パルコ1階に期間限定店「ココクリ(cococuri)」をオープンする。栗野上級顧問が選んだここのがっこうの生徒6人の作品と、今回の企画のために作ったTシャツやバッグなどを販売する。渋谷パルコが50周年を記念して17日から行うイベント「50/50」の一環。
参加するここのがっこうの生徒は、可児真嗣、金子圭太、中村英、松田悠太、馬渕岳大、村尾拓美の6人。生徒たちの製作にあたり、「ティーエイチ プロダクツ/タロウ ホリウチ」の堀内太郎、「ワタルトミナガ」の冨永航など10人がチューターを担当。ここのがっこう出身者である「ピリングス」村上亮太、「コトナ」山下琴菜、「コトハヨコザワ」横澤琴葉らもチューターを務めた。商品設計や縫製は、東京・杉並の縫製工場で海外ブランドが生産を依頼することでも知られる、ファッションしらいしが担当した。
栗野上級顧問はここのがっこう立ち上げ当初から、山縣の次世代のクリエイター育成の考え方に共感し、講評や講義などに参加してきた。ここのがっこうは卒業制作展なども含めて生徒の作品展示はこれまでも何度か行っているが、生徒の作品を「購入できるのは初めての場」だという。