ファッション

【M・A・C動画速報】VOL.4 NOZOMI ISHIGURO TANBOURINE キッチンペーパーで遊んだアイメイク

 「ノゾミ イシグロ タンバリン」は3月20日、テーマに「フュージョン」を掲げたコレクションを披露した。ランウェイには、ノイジーなサウンドをバックに、フラフラと半笑いで歩く男女のモデルたち。ゾウやゴリラ、カメレオンといった動物のスキンがプリントされているブルゾンやパーカを始めとする、イシグロ流のストリートウエアが続々登場した。溶かして融合して自分のクリエイションにする—そんな、石黒望が考えるストリート・フュージョンだ。


 バックステージを担当した「M・A・C」チームは、メイクでも異素材を使用して「フュージョン」を表現。キッチンペーパーをツールに、斬新なクリエイションが炸裂した。リードを務めた耕万理子・シニアアーティストは、「モデルは皆、ブルゾンや帽子を被っているため、客席から見える肌面積は狭い。デザイナーからは、見える範囲でインパクトのあるルックを作るようにと指示された。そこで、キッチンペーパーを化粧品で染色して、目の回りに配置しようと考えた。日常では考えつかないメイクだが、ブランドの世界観に沿った、面白いルックに仕上がったのでは」と語った。


 肌は見えないといえども、肌作りは欠かせない。ベースは、「M・A・C プレップ プライム スキン スムーサー」と「ストロボクリーム」で肌を整え、内側から自然なツヤ感を引き出して素肌のように見せた。その上から、「フェイス & ボディ ファンデーション」(M・A・C 表参道ヒルズ店限定発売 /M・A・Cプロ製品)を薄く重ね、最後に「ミネラライズ スキンフィニッシュ ライトスカペード」で鼻筋や頬骨の高いところにハイライトを入れた。シェーディングに用いたのは、「スカルプティング パウダー ボーン ベージュ」(M・A・C 表参道ヒルズ店限定発売 or M・A・Cプロ製品)。骨格に沿ってのせることで、自然な立体感を生み出せるという。


 キッチンペーパーは、エアブラシに入れる液体「プロ パフォーマンス HD エアブラシ メイクアップ」(M・A・C 表参道ヒルズ店限定発売/ M・A・Cプロ製品)で染色し、小さくちぎったものを、メンズはまゆ毛の上に、ウィメンズは目の上と下にオン。モデルにつけ心地を聞くと、「目の回りに何かをのせると、まばたきをしにくかったり、重かったりするケースが多いが、紙なのでつけている感じがしていない」とコメント。「M・A・C」チームは、肌のツヤ感と、紙のマットな質感で、メイクで“フュージョン”を見事に再現してみせた。


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