M・A・C は3月5日、パリのシャンゼリゼ通りに世界最大の旗艦店をオープンした。ニューヨークのタイムズスクエア店と五番街店に次ぐ3つ目の旗艦店で、敷地面積は全店最大の374�u。メイクの仕上がりがわかりやすいように、照明にこだわって設計されたという。40人のメイクアップアーティストが働き、15 ヵ国語で対応可能。2階にはVIP ルームを構える。エスティ ローダー社のファブリツィオ・フリーダ=最高経営責任者は、「この店舗は、エスティ ローダー社にとって理想的なグローバルストア。来店客はファッショントレンドやインスピレーション、そして製品やサービスの全てをこの店舗で見つけるはず。プレステージブランドを多数抱える当社が大切にしていることは、製品に付加価値を与える体験までも提供すること」と語った。M・A・C のカレン・ブグリッシー=グローバルブランド・プレジデントは「店舗の売り上げは、全店舗のトップ5に入ることは確実。いずれはNo.1になるだろう」とコメント。業界筋は同店舗の初年度小売り売上高を1000万ドル(約9億3000万円)、2年目を1200万ドル(約11億1600万円)と見込む。
ジェームズ・ガイガー= M・A・C シニアヴァイスプレジデント兼クリエーティブディレクターは、「今後、北京、上海、ロンドン、ローマ、そして東京や韓国にも旗艦店のオープンを検討している。また、今年中に北米に次ぐ売上高を誇る欧州、中東、アフリカ地域にも70店舗を出店する予定だ」と語った。