本日発売の「WWDJAPAN」は、メディア特集。今回はメディアによるイベントと、その先にある未来について考えました。キーワードは、「イマーシブ」「カルチャー」と「経済圏」、そして「広告からの自立」といったところでしょうか?詳しくはぜひ、最新号をご覧ください。
メディアによるイベントについて考えたので、今秋はイベント取材三昧(笑)。9〜11月は、週末の半分くらいを取材に費やしました。休日の取材に同行してくれたのは、メディア特集の広告担当と、嫌な顔一つせず依頼を引き受けてくれたカメラマン。帰り道はいつも3人で、メディアと読者が築いたエンゲージメントについて話し合いました。
例えば集英社「リー(LEE)」のイベントは、舞台上でトークショーなどが進行していると、誰もカバンの中のスマホを覗き見たりしないんです。皆さん登壇者の一挙手一投足、一言一句を漏らすまいと、壇上を一心不乱に見つめています。そんな場面を見ていた広告担当は、「あの人たちは、スマホを持ってないんでしょうか(笑)?」と驚きます。油断をすれば、スマホを覗き見てしまう世代ですから、そう思うのも無理はないでしょう。そんな彼女の疑問は、数分後に解決しました。イベントMCが「このタイミングは特別に、スマホでの撮影がOKです〜」と言うと、今度は皆が一斉に“スマホを天高く掲げる競争”(←私は、こう呼んでいますw)をスタート。こんなに素直にメディアの言うことを聞いてくれるなんて、「リー」は素敵な読者を抱えています。
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