メルカリは、11月29日から12月3日の期間、原宿のUNKNOWN HARAJUKUで没入型施設「ウチの実家」を開催している。入場は無料。同施設ではメルカリにも出品されている、実家にありそうな懐かしいもの500点以上を集めており、帰省したような気分を味わえる。また、 “お父さん”や“お母さん”と会話や記念撮影も楽しめる。
イベントを通してメルカリは、年末年始の大掃除などで不用品が多く出る時期に向けて、実家に眠っている不用品の価値を可視化し、それに気づくきっかけを提供することを目指す。
家族は父母兄妹の4人家族で、兄は1983年生まれの40歳、妹は1989年生まれの34歳という設定だ。1階には床の間と居間と台所が、2階には兄妹の部屋があり、独り立ちした日からそのままの状態で残っているような空間を表現している。家の中には昭和のムードを感じる家具や緑電話、フラワーロックのほか、家庭用ゲーム機など、懐かしいものが点在している。
兄妹の部屋
2階の兄妹の部屋では、平成を駆け抜けた若者たちの、当時のリアルなトレンドを垣間見ることができる。兄は、スポーツをやっていてサブカルチャーへの憧れもある男の子、妹は華やかでトレンドにも敏感な女の子だったようだ。
床の間
床の間には“お父さん”がおり、漫画や雑誌が並んでいる。お父さんは「元気だったか?お前はなかなか帰ってこないから…。お父さんだって、いつまで元気か分からないぞ」と話しかけてくれた。机の上のお菓子やみかんも無料で食べることができる。
居間
家族で過ごす居間は、昭和の家庭的なアイテムと平成のエンタメが混じり合う空間だ。スーパーファミコンやたまごっちがあり、自由にプレイすることができる。DVDやビデオテープに注目すると、懐かしいタイトルが目白押しだ。
台所
昭和レトロな鍋や食器が並ぶ台所には、優しい“お母さん”がいる。来場して写真や動画をInstagramでシェアし、その画面をお母さんに見せると、ドリンクをもらうことができる。また、お母さんは会話の中で、兄弟の部屋を探索するのに役立つアドバイスを与えてくれる。
メルカリの調査によると、日本の家庭に眠る“かくれ資産”は国民1人あたり平均約53万円で、大掃除に捨てられる可能性のある不要品は国民1人あたり約8.5万円。そこで、“実家”という身近な空間を楽しみながら、かくれ資産の価値に気づきを与える今回の企画に至った。平成レトロの提唱者、山下メロがアドバイザーとして参加している
■ウチの実家
日程:11月29日〜12月3日
時間:11:00〜19:00(29日のみ14:00〜)
場所:UNKNOWN HARAJUKU
住所:東京都渋谷区神宮前 6-5-3