ファッション

ディオールがアートと”名香”の歴史をひも解く、アート展「エスプリ ディオール ミス ディオール」を開催

 ディオールは11月12〜25日の間、パリのグランパレ内にあるギャラリーでディオールの名香「ミス ディオール(Miss Dior)」のアート展「エスプリ ディオール ミス ディオール(ESPRIT DIOR Miss Dior)」を開催する。

 クリスチャン・ディオールがクチュリエとして活躍する前は、画廊の目利きとして多くの画家やアーティストらと親交を深めていたことはあまり知られていない。ムッシュ・ディオールに多大な影響をもたらした時代にフィーチャーし、ジョアン・ミロ、サルバトーレ・ダリ、マン・レイら名立たる画家やアーティストたちのコレクション作品を展示。アートに対する造形の深さと「ディオール」クチュリエの真髄へと迫るエキシビションとなっている。

 また、もう一つの見所として、現代の香水として名高い「ミス ディオール」と世界で活躍する女性現代アーティスト15人がコラボレートした作品を紹介。アーティストの中には日本人アーティストも参加している。塩保朋子・現代アーティストは「ミス ディオール」のコードであるバラをモチーフに、トレーシングペーパーや合成紙にバラを施した作品を制作。現代の「ミス ディオール」を表現している。

 「ミス ディオール」は、若々しさとフレッシュさを表現した香水として歴史を刻んでいる。1947年、ファッションショーを開催した際、演出の一つとして初めて香りの提供をしたのが「ミス ディオール」だった。この香りは、ムッシュ・ディオールの妹のキャサリン・ディオールへ送られた香り。調香、ボトルデザインも歴史の変遷とともに変化しているが、「ミス ディオール」への思いは変わることはない。

 ファッションのみならず、アートにも情熱の深いムッシュ・ディオール。「ディオール」メゾンの魅力を貴重な資料やアーカイブを交えながら3部構成で展示している。さらに、このために作成したモダンアート展など、期間中は無料で公開する。

■「エスプリ ディオール ミス ディオール(ESPRIT DIOR Miss Dior)」展
期日:2013年11月12〜25日
場所:パリ グランパレ内ギャラリー クーヴ

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