セレクトショップ「フリークス ストア(FREAK’S STORE)」などを運営するデイトナ・インターナショナルはこのほど、OMOソリューションの企画・販売を事業領域とする子会社イノベーションスタジオ(Innovation Studio)を設立した。まずは自社で開発したAIカメラ搭載のタッチパネル式ミラー「+プラスミラー」などの「+プラスシリーズ」を中心に、商業施設や小売店向けに販売予定だ。デイトナ・インターナショナルの加藤利典・取締役常務執行役員CDO(以下、加藤CDO)が、イノベーションスタジオのトップを兼務する。コア事業である「+プラスシリーズ」のポテンシャルと、今後のビジョンを聞いた。
加藤利典・取締役常務執行役員CDO プロフィール
(かとう・としのり)大手エンタメ企業や外資系ファッション企業を経て2002年にベイクルーズに入社。担当役員としてEC、システム開発、デジタルマーケ、DX推進を管掌。2021年にDX支援を目的とした会社を設立後、ユニゾンキャピタルと戦略的パートナーシップを締結し、アドバイザーに就任。同時にデイトナ・インターナショナルに取締役CDOとして参画し、DX領域を管掌。2023年9月にはデジタル領域の子会社として設立したInnovation Studioの代表も兼務 PHOTO:SHUHEI SHINE
デイトナ・インターナショナルは2021年6月に経営陣を刷新。ファッションリテール企業を脱却し、デジタルとアナログを融合したOMOプラットフォーマーを目指すという経営方針を掲げた。加藤CDOが、ベイクルーズグループから移ったのもこのタイミングだ。「正直転職した当時、デジタル感は一切なかった。むしろ6、7年遅れている状態。でも、強みである統制の取れた売る力をデジタルの分野で最大化していくことにポテンシャルを感じた」。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。