ビューティ

資生堂がビューティウエルネス領域の企業へ投資 新興企業に投資するリフトベンチャーズを設立

資生堂は12月8日、ビューティウエルネス領域で挑戦するスタートアップ企業への投資を行うた
めに、資生堂の子会社である資生堂アメリカズを拠点に、新たに「Shiseido Long Term Investments for the Future(LIFT)ベンチャーズ LLC(以下、LIFT ベンチャーズ)」を設立すると発表した。LIFT ベンチャーズは、ロン・ジー資生堂アメリカズ CEOが統括。最新テクノロジーや先進的なプラットホーム、成長が見込まれるブランド、新しいビジネスモデルを開発する企業を中心に、起業間もないスタートアップ企業に対して投資する。主に欧米に焦点をあて、グローバルな視点で投資先を選定する。

第1弾は、バクテリオファージ技術の先駆者であるPhi Therapeutics, Inc.(米・サンフランシスコ)、第2弾として、ライフスタイルを追求するメンズ美容ブランドを運営するPatrick Kidd Holdings Pty Ltd.(豪・シドニー)へ投資する。

資生堂は、企業使命とする「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でより良い世界を)」の下、30年に「Personal Beauty Wellness Company」として生涯を通じて一人一人の健康美を実現する企業となることを目指すビジョンを策定。スキンビューティブランドを強化するとともに、新たな成長領域としてウエルネス分野への取り組みを推進してきた。

今秋、ウエルネス領域強化の第一歩として、漢方大手ツムラ、食品大手カゴメとそれぞれ業務提携を結び、インナービューティ事業を本格始動する。24年2月に新インナービューティブランド「シセイドウ ビューティー ウエルネス(SHISEIDO BEAUTY WELLNESS)」を立ち上げ、第1弾として2社と共同研究・開発した商品を日本国内で発売する。

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