「WWDJAPAN」のソーシャルエディターは毎日、X(旧Twitter)やFacebook、Instagram、TikTok、そしてThreadsをパトロールして、バズった投稿や炎上、注目のトレンドをキャッチしている。この連載では、ソーシャルエディターが気になるSNSトレンドを投げかけ、業界をパトロールする記者とディスカッション。業界を動かす“かもしれない”SNSトレンドの影響力や、投稿がバズったり炎上してしまったりに至った背景を探る。今、SNSでは何が起こっているのか?そして、どう向き合うべきなのか?日々のコミュニケーションのヒントにしたい。68回目は、「WWDBEAUTY 2023年下半期ベストコスメ」から来年を展望。
> 「WWDBEAUTY 2023下半期ベストコスメ」を発表!
ソーシャルエディター浅野:12月19日から「WWDBEAUTY 2023年下半期ベストコスメ」を部門別に発表しています。個人的にベストコスメの予想が趣味であり特技なのですが、今年もなかなかの的中率だったと思います(笑)。「総合(新商品も含む既存品)=ヒーロープロダクト」の上位は、やはり人気の定番商品が強いですね。トレンドの動向が見える「新商品=ニュープロダクト」は、SNSでバズったものが勢ぞろいです。
上半期も顕著でしたが韓国コスメが強く、「アヌア(ANUA)」や「VT(VT COSMETICS)」「ヒンス(HINCE)」のほか、韓国のメイクアップアーティストのウォン・ジョンヨ氏が手がける「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」も多くのカテゴリーで受賞しており、SNSでも常に何かのアイテムがバズっているほど存在感を放っていました。バラエティショップなどに行くと目につく棚や店頭ディスプレイは常に韓国コスメで埋め尽くされていますし、インスタグラムやXに投稿されている消費者による個人のベストコスメでも韓国コスメは外せない存在になっています。「日本コスメがんばれ……!」と思ってしまいますが、リップ部門では王者「ケイト(KATE)」の“リップモンスター”を筆頭に、「ヴィセ(VISEE)」「オペラ(OPERA)」などがしっかりと上位に君臨していました。
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