日本空港ビルデングと東京国際空港ターミナルは12月22日、羽田空港第3ターミナル出国エリア内に日本発の地方創生型ラグジュアリーブランド「ジャパン マスタリー コレクション(JAPAN MASTERY COLLECTION)以下、JMC」のショップをオープンした。
「JMC」は、単なるメイド・イン・ジャパン商品の展開ではなく、ジャパン・ラグジュアリーを通じて“守るべき日本の美と技”を未来に繋ぐためのプラットフォームを構築し、製品への評価、生産者への資金の還元、後継者育成を目指すブランドだ。国内外の人々との接点である出国エリア内の店舗を通じて、同ブランドの感性基準に基づき日本各地から選定したオリジナル商品を含むアパレル、靴やバッグ、生活雑貨、現代アートなどを販売する。
【鳥取県】
「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」のスニーカー
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「JMC」では、鳥取県にある国内唯一の「オニツカタイガー」自社工場で生産されたスニーカーを販売する。同スニーカーは、職人が1点ずつ丁寧に仕上げた“NIPPON MADE”シリーズ。兵庫県・姫路のタンナーが鞣した姫路レザーを用い、石川県・金沢の箔貼り職人が本金箔を施したモデル(税抜12万9000円)と、京都の西陣織を使用したモデル(税抜9万9000円)の2型を取り扱う。ともに同店のみの販売で、各40足限定となる。
店舗にはプロモーションエリアも設置。オープン第1弾は、「日本の美術工芸を世界へ実行委員会」による特別展「ひかりの底」を予定している。甘橘山美術館準備室長(小田原文化財団 江ノ浦測候所)を務める橋本麻里氏をキュレーターに迎え、変化し続ける工芸の最先端で活躍する作家6人が作品の展示と販売を行う。第2弾は、 株式会社山本寛斎事務所と当社の共同のファッション企画「婆娑羅 BASARA」を予定している。
常時日本語、中国語、英語に対応できるサービスも整えており、店頭ポップの2次元コードを読み取ると選択した言語で商品説明や作家の紹介などを閲覧できる。