この連載は週に一度、「WWDJAPAN Digital」に掲載した記事から学生に読んでほしいものを厳選し、記者のコメント付きで紹介するものだ。今回は18億円相当の経済効果をもたらしたという「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」の下着広告や、メイクアップブランド「オーブ(AUBE)」の販売終了からみるビューティ業界の課題、そしてメンズ・コレクション真っ只中の現地からのレポートの3つの記事を掘り下げる。ニュースの読み方を知るとともに、面接やビジネス会話のヒントになれば幸いだ。
【記事1】
「カルバン・クライン」の下着広告が大バズり
俳優ジェレミー・アレン・ホワイトで18億円のインパクト
「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」が1月4日(現地時間)に公開した男性向け下着の広告がSNS上で大バズりしている。俳優のジェレミー・アレン・ホワイト(Jeremy Allen White)を起用し、写真家のマート・アラス(Mert Alas)が撮影を、ファッション編集者のエマニュエル・アルト(Emmanuelle Alt)がスタイリングを手がけた。(全文はこちら)
【記者の解説】
映画「シェイムレス 俺たちに恥はない」などの出演作で知られる俳優ジェレミー・アレン・ホワイトが、「カルバン・クライン」の下着広告に登場し大反響を得ている。公開後48時間以内に18億円相当の経済効果をもたらしたというから驚きだ。「この“18億円”はどこからやってきた数字?」と思った学生読者も多いかもしれない。実はPR効果を測定するツールの1つに、米ローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)による「メディア・インパクト・バリュー(MIV)」がある。同社が独自開発した機械学習アルゴリズムやAIによって、世界中のメディアの掲載情報を収集・分析する。ファッション&ビューティ業界の有力ブランドがこぞって採用するサービスで、PR効果のほかに、ブランド自体の価値を数値化することも可能だ。これからは広告を見る際、「このMIVはどれくらいだろう?」と思いをはせてみては。(利川果奈子/編集部記者)
【記事2】
花王「オーブ」販売終了、浮き彫りになった“中価格帯コスメ”の課題
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