ファッション

ユナイテッドアローズがスパイバーの「ブリュード・プロテイン」で「バトナー」と別注ニットを企画

ユナイテッドアローズ(以下、UA)は、スパイバー(SPIBER)の人工タンパク質素材「ブリュード・プロテイン(BREWED PROTEIN)」を使った「バトナー(BATONER)」との別注ニット2型を2月9日に全国の「UA」店舗と各種オンラインストアで発売する。UAのサステナビリティ活動「サローズ」の一環。メンズとウィメンズを用意し、それぞれ価格は4万4000円。

UAとスパイバーは「ブリュード・プロテイン」10%・オーガニックコットン90%のナチュラルとネイビーの糸を開発。それを用いて「バトナー」のシグネチャーモデルであるあぜ編みのクルーネックニットに仕立てた。

環境配慮型商品の割合を50%に引き上げることを目指す

「ブリュード・プロテイン」は、植物由来のバイオマスを原材料に使用し、微生物の発酵プロセスを活用して生産される。既存のウールなどの動物繊維と比較すると生産工程における温室効果ガスの排出量を大幅に縮小、土地や水の使用量も削減でき、生分解性であることから次世代のサステナブル素材として注目を集めている。スパイバーは2021年3月にはタイの量産工場を稼働し、ゴールドウインをはじめ、ロンハーマンやTSIなどが採用している。

UAは2030年までに環境配慮型商品の割合を50%に引き上げることを目指す。21年は2%、22年は16.2%だった。玉井菜緒・経営戦略本部サステナビリティ推進部部長は「今はさまざまな次世代素材を試す段階で、商品化の過程で学ぶことも多い。今後さらにバリエーションを増やしていきたい」と話す。同商品は「サローズ」のタグを付けて販売することで、消費者に向けて取り組みをアピールする。

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