「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」は、パリで2024-25年秋冬メンズ・コレクションを現地時間1月19日に発表した。今季も例に漏れず、同ブランドの黒を基調としたウエアをまとった来場者で、会場周辺は黒に染まった。
ジャケットとシャツのスタイルをはじめ、ワークウエアによるカジュアルなニュアンスと、黒のレイヤリングがそれぞれの個性を際立たせていた。オールブラックのほかに、真紅やグレー、ホワイトを差し込むモノクロームのカラーパレットに、ドロップショルダーやコクーンのシルエットで、メランコリックな独特のムードを漂わていた。他ブランドの会場ではスニーカーの復活の兆しが見られたものの、「ヨウジヤマモト」の来場者はレースアップシューズやブーツといった、クラシックなシューズが高い支持を得ている。
また、ショーにモデルとして登場したドイツ人映画監督のヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)と、アメリカ人俳優のノーマン・リーダス(Norman Reedus)も、アウターからインナー、パンツまでオールブラックの私服で会場を後にした。