「オスカー・デ・ラ・レンタ」は1月、ブライダルをテーマにしたフレグランス「サムシング ブルー」を発売する。欧米には、古くから伝わる慣習で「新しいもの」「古いもの」「借りたもの」「青いもの」の4つ全てを花嫁が身につけると、生涯幸せな結婚生活が送られるという“サムシングフォー”という言い伝えがある。同フレグランスはその言い伝えに習い、ブルーのキャップを採用した。デザイナーのオスカー・デ・ラ・レンタは「愛と誠実を誓う『カルバン クライン』の『エタニティ』のポジションを狙いたい」とコメントした。
ブライダルブーケをイメージしたという香りは、フレッシュで甘やかなリンデンブロッサムとマンダリンのトップから、シタキソウのミドルに変化するホワイトフローラル調。価格は1.7オンスが85ドル(7500円)、3.4オンスが115ドル(約1万円)。1月にサックス フィフス アベニューで先行発売し、その後バーグドルフ グッドマンなどで販売するが、グローバル展開は約10 ヵ国に留める予定だという。業界筋は初年度小売り売上高を、1000万ドル(約8億8000万円)と見込む。ギフト需要を見込み、キャンドルも発売する他、ブライダルサイトのTHE KNOT(ザ ノット)とコラボレーションし、デ・ラ・レンタの故郷であるドミニカ共和国への2週間の旅が当たるキャンペーンも実施する。「オスカー・デ・ラ・レンタ」のブライダルコレクションは、シンプルなシルエットと精細な装飾が人気で、2012年には日本上陸が話題となった。