ファッション

サマンサタバサ、危機で強まる現場の「結束力」 険しい再建への道

有料会員限定記事

サマンサタバサジャパンリミテッドが業績悪化に苦しんでいる。12月に2024年2月期連結業績予想を下方修正し、純損益を3億2600万円の黒字から11億円の赤字に引き下げ、8期連続赤字の見通しとなった。加えて従業員への冬季賞与を不支給にすると発表すると、インターネット上では平成を代表する人気ブランドの苦境にさまざまな反応が寄せられ話題となった。同社は従業員のモチベーションを維持しつつ、ここからどのように舵を切るのか取材した。

「(賞与不支給の報道が)なぜあんなに話題になったのか。僕らも予想外の反応の大きさに驚いた」と齋藤勇貴執行役員・事業本部本部長。「社員は残念な気持ちはあっただろうが、店頭ではお客さまから応援の声をたくさんいただき、顧客さまとの絆も深まった」。現時点では人員整理の計画はなく、「むしろ社内の結束力を高めて頑張ろうという気運だ」と話す。

似たり寄ったりからの脱却

この続きを読むには…
残り1981⽂字, 画像2枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。