2月12日発売の「WWDJAPAN」は、全国各地のセレクトショップ特集です。北は北海道から南は九州・熊本まで、化粧品専門店を含めて22のショップを取材しました。
卸をやめて直営店戦略に切り替えるブランドの増加など、セレクトショップを取り巻く環境は決して優しいものではありません。円安の影響で商品の納入や販売価格も、数年前とは大きく変わっています。ところが全国各地には、地元のファッション好きはもちろん、若い世代の新客、首都圏からの旅行者や出張者、そして外国人観光客の注目を集め、デスティネーション化しているセレクトショップがたくさんあります。今回は、そんなショップのオーナーや社長を取材しました。
人気の理由は、さまざまです。首都圏では味わえない濃密な接客、新進ブランドにも積極的に挑戦する独自の品揃え、オーナーや社長のこだわりゆえの独特の世界観、共感する顧客とともに作るコミュニティー、そして地方から世界への情報発信に成功しているSNSまで。それぞれの記事にはビジネスのヒントはもちろん、ファッション好きなら感化されないはずはない情熱までが詰まっています。ぜひご一読ください。
米「WWD」の翻訳記事では、「ザラ(ZARA)」を擁するインディテックス(INDITEX)との差が開き、気づけば「ユニクロ(UNIQLO)」を手掛けるファーストリテイリングが背後に迫ってきた、H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)の最高経営責任者(CEO)の交代劇を読み解きました。
連載「齊藤孝浩のファッション業界のミカタ」では、アパレル主要企業の季節ごとの四半期決算から、長期化する夏と消滅しかけている秋などの気候変動に、各社が上手く対応できているのかを分析します。同じく連載「業界あるある これってステマ?」では、同僚にさえ正体を明かしていないインフルエンサーによる自社商品レビューが、ステマ判定されるのか否かを解説します。他に、応援購入サービスを提供するプラットフォーム「マクアケ」のキュレーターや、美容コーディネーターなどによるビジネスのケーススタディー企画も。
巻末のファッション&ビューティパトロールでは、バレンタインの注目グッズをまとめました。「フライングタイガー コペンハーゲン(FLYING TIGER COPENHAGEN)」は、なぜかロブスターが今年のバレンタインテーマとか。詳しくは紙面をご覧ください。
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