資生堂は1月31日、2013年3月期の通期連結業績予想を修正した。第3四半期の実績、第4四半期の海外における売り上げの低迷に加え、生産・研究開発拠点の再編に伴う固定資産の減損損失などで、特別損失約60億円を第4四半期に計上することを踏まえた。売上高を当初の予想の7000億円から97.1%の6800億円に、営業利益を400億円から61.2%の245億円に、経常利益を400億円から63.7%の255億円に、純利益を220億円から47.7%の105億円に修正した。
同日発表した事業構造改革の一環として、15年3月末をもって、操業から50年以上経過した鎌倉工場を閉鎖し、掛川工場、大阪工場、ベトナム工場に生産を振り分ける。また、13年9月に金沢八景にある研究施設を閉鎖し、新横浜のリサーチセンターに統合する。