今回お話を伺ったプロジェクトは、「国産ジーンズ発祥の地」と言われる岡山県倉敷市児島発のジーンズメーカー、児島ジーンズと“世界のHONDA”として知られる本田技研工業(以下、ホンダ)のコラボレーション企画です。ホンダの名車“モンキー”と児島ジーンズの名作“モンキーコンボパンツ”の2つを掛け合わせたモデルを開発。マクアケで先行販売しました。
児島ジーンズは機能性からライダーにも人気を博しており、これまでもライダー仕様の商品を企画・販売してきました。2022年にはZシリーズの誕生50周年を記念し、カワサキモータースジャパンとコラボレーションして開発したジーンズ「Z1デニム」の受注販売にも挑戦しています。
今回のコラボレーションは、児島ジーンズがバイクの展示会に参加した際、ホンダから声をかけられたのがきっかけです。
ホンダはこれまでも数々のコラボレーションを実施しており、マクアケでも、シューズブランドの「チル(CCILU)」とコーヒーの出がらしを使用した防水スニーカーを開発しています。
ホンダと児島ジーンズのクラフツマンシップを掛け合わせ、バイク市場の裾野を広げられないか?そんな考えのもと、コラボレーション商品の開発が始まりました。マクアケで先行発売したところ、1200人以上のサポーターから合計3100万円以上の応援購入が集まるなど、両ブランドのファンを中心に話題を集めています。
東南アジアにホンダのファンが多いことから、グローバル展開も視野に入れているとのこと。双方のファンコミュニティーの輪が広がっていくようなアイテムを作りたいとのことです。
実行者の想いとユーザー分析
実行者の想い
児島ジーンズの社員にはバイクに乗る人が多く、彼らは以前から「もっと気軽にバイクを楽しんでほしい」という思いを持っていました。「バイクは装備が多く、ハードルが高い」と思う人は少なくなく、タウンユースにも使えるデニムでカジュアルに乗ってもらうことで、ライダーの裾野は広がるのではないか?という思いがありました。
ユーザー分析
「バイクが好き」というホンダファン、「ジーンズが好き」という児島ジーンズのファンをターゲットにし、「ホンダを穿く」というコンセプトのもと、コラボアイテムを開発していきました。“モンキー”のオーナーをはじめ、ホンダ好きなサポーターからジーンズ愛好家まで、それぞれのコーディネートを楽しめる商品です。日常使いしやすいため、想像以上に若年層や女性の購入者が目立ちました。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。