フランス発クリスタルの最高峰「サンルイ(SAINT LOUIS)」の路面店が2月15日、東京・麻布台ヒルズにオープンした。「サンルイ」はエルメスグループの一員で、「エルメス(HERMES)」の店舗や伊勢丹新宿本店などでクリスタル製品を販売している。約60㎡の店舗では、ブランドが誇るシャンデリアをはじめとする照明や家具、テーブルウエアやオブジェなどがそろう。麻布台ヒルズの店舗は、アジアでは香港に次ぐ2軒目で、日本で唯一の路面店だ。
同店舗のオープンを祝い、春に発売される“フォリア”ポータブルランプ ミニバージョンを世界に先駆け販売する。まるでどんぐりのようなかわいらしい形の手のひらサイズのランプは、ノエ・デュショフール・ローランスがデザイン。2種類の色調と3段階の明るさの調節が可能で、森の木々が描く模様をポエティックに美しく投影する。ダイニングルームからベッドルームまで、さまざまなシーンで活躍しそうだ。価格は17万4900円。
「サンルイ」は1586年に創業。1767年にルイ15世により「サンルイ王立ガラス工房」の称号が与えられた後、フランス初のクリスタル製作に成功した。今でも、製品の全てはフランス・サンルイ・レ・ビッチュ村の工房で、職人の手仕事で仕上げられる。今年、「サンルイ」の製造技術がユネスコの「人類無形文化遺産」の代表リストに登録される。世界が認めるクリスタルの世界観に触れられるサンルイ麻布台ヒルズ店に注目だ。