仏鋳物ほうろう鍋「ストウブ(STAUB)」は2月22日、ブランド創業50周年を記念し「ミナ ペルホネン(MINA PERHONEN)」とコラボレーションした“ココット オーシャン(以下、オーシャン)”を発売する。このコラボは2021年に登場した“フォレスト ココット(以下、フォレスト)”に続く第2弾。海の中を回遊する魚の姿がココットの蓋に描かれている。「ストウブ」は2月8日、東京・恵比寿のレストラン「ブルーノート・プレイス(BLUE NOTE PLACE)」で発表イベントを開催。イベントでは、コラボ第2弾で調理した料理が提供されたほか、アンドリュー・ハンキンソン=ストウブ代表と「ミナ ペルホネン」の皆川明デザイナーがコラボの経緯などについて語った。
一生モノの道具にデザインを加えて新しい価値を提供
「ストウブ」と「ミナ ペルホネン」がコラボしたきっかけは、伊勢丹新宿本店で開催されたイベント“ディア フレンド デパートメント(以下、ディア フレンド)”。同イベントは、18年にスタートしたもので、「ミナ ペルホネン」が衣食住にまつわるさまざまなブランドとコラボした商品を販売している。“ディア フレンド”2回目の開催を前に、皆川自身が愛用する「ストウブ」へアプローチして第1弾コラボが実現した。皆川は、「『ストウブ』は、ジャンルを選ばずいろいろな料理に使える一生モノの道具にデザインを加えることで新しい価値を提供したいと思った」とコメント。彼は「ストウブ」の工場まで赴き、職人と話し合いながら、繊細なタッチで描いた森にとりが集う様子を鋳物で表現した。さまざまなブランドと協業する「ミナ ペルホネン」だが、フランスのブランドとのコラボは初めて。コラボ第1弾は大成功し、数千個を売り上げたという。そして、“ディア フレンド”3回目に合わせて魚料理に合う“オーシャン”を開発。皆川が描いたのは空想の魚で、色は海のブルーではなく、魚料理に使われるハーブや食卓のリネンから着想を得た。ハンキンソン代表は、「皆川さんとの素晴らしいコラボ第2弾と共に、50周年を祝えることを大変うれしく思う」と述べた。
日々の料理の手助け、旨味を逃さない「ストウブ」
“オーシャン”の発売を記念し、「ブルーノート・プレイス」では3月31日まで、長澤宜久 シェフ監修のスペシャルメニュー“真鯛・ホタテ・ハマグリのココットオーシャン(ランチ2800円、2人分ディナー4200円)を提供する。
「ストウブ」は4月、“オーシャン”以外にも50周年アニバーサリー限定カラーの“シトロン”を発売予定だ。