「造顔マッサージ」で知られる田中宥久子=ビューティ・アーティザンが3月19日、肺がんのため都内病院で死去した。67歳。通夜、告別式は家族のみで執り行う。後日、しのぶ会を開く。
1946年、福岡県生まれ。山野美容学校卒業後、フリーランスのヘアメイクアップアーティストとして、映像や舞台、CMなど幅広い世界で活躍。化粧品会社のエキップと契約し、ブランドクリエイターとして2003年に化粧品ブランド「SUQQU(スック)」を世に送り出した。独自のマッサージ法に基づいて開発されたマッサージクリームが爆発的にヒットした。
ブランド5年目に独立。骨格や筋肉の構造に基づき、圧力をかけて筋肉を強化して顔を“造りかえる”「造顔マッサージ」を開発。独創的で確かな技術とセンスを持ち、「美の職人」として芸能界からも大きな信頼を寄せられていた。生前最後の作品となったDVD付きBOOK「最終形メソッド・整顔エクササイズ〜美に生涯を捧ぐ 田中宥久子のLast Page〜」(発行:MMJ)が、本日3月22日に発売された。