一般社団法人日本皮革産業連合会は、4月から“日本エコレザー”の認定基準を世界的な化学物質の規制動向を踏まえて改訂すると発表した。
“日本エコレザー”の認定条件は、天然皮革であること、製造工程における排水処理・廃棄物処理が適正、適切に入手した原料皮で製造していること、臭気・化学物質・摩擦に対する染色堅ろう度の基準を満たしていること、発がん性染料・指定する化学物質の不使用という全5つで構成されている。“日本エコレザー”に認定された革・認定革を使用した革製品は、日本エコレザー認定事業のホームページ“認定革・革製品一覧”から確認できる。また、基準改訂に伴い、名称が日本エコレザー基準認定事業(JES)から日本エコレザー認定事業(Japan Eco Leather. JEL)に変わり、ロゴも変わる。
“日本エコレザー”は、消費者に安全・安心な革と革製品を届けるため、2006年当時の世界的な基準などを参考に制定した革の認定制度。 認定数は2009年の認定開始から現在まで合計1223件にのぼる。