ビューティ

「アーレス」が出店攻勢 伊勢丹や高島屋など百貨店に進出

ライフスタイル&ビューティブランド「アーレス(AHRES)」が百貨店に初出店する。3月13日にオープンする高島屋大阪店を皮切りに、3月20日に伊勢丹新宿本店メンズ館、3月27日にタカシマヤゲートタワーモールに出店する。2022年12月のブランドデビュー以降、東京・原宿キャットストリートの旗艦店と東京ミッドタウン八重洲店の2店舗とECで取り扱っていたが、今回の出店は「オンラインでは得ることができない情報量とそのエリアでしか実現できない出合いがある。各地域のお客さまとブランドの相互理解が深まることを目指す」(ブランド担当者)と、今後、主要都市を中心にした出店に加え、海外展開も視野に入れる。

高島屋大阪店では1階の化粧品売場に出店する。売り場面積は約23平方メートル。伊勢丹新宿本店メンズ館では1階のコスメティクスコーナーに常設する。タカシマヤゲートタワーモールでは6階に出店し、売り場面積は約56平方メートルとなる。「国内外の多くの商業施設から出店のお誘いをいただいている。誕生をして1年足らずのブランドに対するこれらの客観的な評価は、その根底にブランドのコンセプトや思想に対する共感が得られているが故だと実感をしている」。

「アーレス」は、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LMVH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)系の投資会社、Lキャタルトン・アジア(L CATTERTON ASIA)が資本参加するCi FLAVORS(シーフレーバーズ)から誕生した。ブランドコンセプトは“Function with Entertainment.”で、「エンターテインメントな人生を送って欲しい」という思いが込められている。スキンケア、ヘアケア、ハンドケア、ボディーケア、フレグランスをそろえる。

業績は計画値を越えて、順調に推移。売り上げ構成比は、スキンケアとフレグランスがそれぞれ35%を占め「2カテゴリーが共存して売り上げを構成している」という。男女比は3:7で、中心顧客層は20代後半〜30代前半の女性。

直近の売れ筋は、クレンジングバームの“ローメルト クレンジングバーム クロ”(90g、3850円)、導入液の“ブースト ポンパーX”(60mL、7150円)、ビーガンスクラブ“フェイススクラブ ブラッシャーVG”(65g、4950円)、UV美容液“ハイドレクター UVマスク”(90g、4400円)、フレグランス(全11種、50mL、各9900円)は中でもSAYU、AKATSUKI(限定)、Sunset Rainy Valleyの香りが人気を集めている。

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