富士フイルムは、美白パワーを最大化する成分「ナノAMA」をキー成分として配合した、美白スキンケアブランド「アスタリフトホワイト」を2013年3月1日に発売する。
美白製品を作るにあたり、既存の美白化粧品が美白成分の実力を発揮できてないという事実に着目した。さまざまな美白有用成分を解析した結果、セリ科ハーブ植物「センテラアジアチカ」に辿りつく。
高い美白効果を持つのは、「センテラアジアチカ」に含まれる、3つの化合物(AMA)が複合化した時。しかし、成分構造が似ているため、重なり合い凝集して効果を発揮できていなかった。そこで、富士フイルムが写真技術で培ってきた単一成分をナノ化する技術を進化させ、複数の成分をナノ化する「ナノユニット技術」を開発。これにより各成分が凝集を起こさない「ナノAMA」を実現し、肌深部に浸透してメラノサイトを休眠化することをかなえた。さらに、メラニン生成抑制効果も2倍向上することができた。
製品は、化粧水と美容液、クリームの3品を揃える。細田隆太郎・ライフサイエンス事業部長は、「アスタリフト、ルナメアに次ぐ、第3の柱ブランドとして育成したい」と語った。