ビジネス
連載 エディターズレター:MARKET VIEW 第28回

令和のセントラルアパート

有料会員限定記事

原宿の「ハラカド」公開 企業とクリエイターの協業を促す施設
東急不動産による「東急プラザ原宿『ハラカド』」が関係者に公開されました。4月17日開業のこの施設には、ファッションやビューティ、フードなど75店舗が入居します。ですが、大家である東急不動産は、ここを商業施設ではなく「創造施設」と呼びます。その理由は下記の記事でご確認ください。

要するに「令和のセントラルアパート」を作ろうとしているわけです。セントラルアパートとは、1960〜70年代にかけて時代を代表するクリエイターたちの活動拠点となった建物です。ハラカドの斜向かいの「東急プラザ表参道『オモカド』」の場所にありました。デザイナー、フォトグラファー、俳優、音楽家、コピーライターなどそうそうたる才能が集まり、この場所からクリエイティブを発信しました。原宿が若者の憧れの街になった背景の一つです。

このほどハラカドに入居したデザイン事務所・れもんらいふの千原徹也さんは、まだ京都に住んでいた若い頃、原宿に来るたびにドキドキしていたそうです。「セントラルアパートの歴史も雑誌を読んで知っていて、川久保玲さんや山本耀司さんがここで打ち合わせをしたのか、糸井重里さんの事務所はここにあったのか、と訪れるたびに想像した」と言います。

この続きを読むには…
残り761⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。