さまざまなブランドが最新コレクションを披露する、華やかなファッション・ウイーク。それをさらに盛り上げるのは、来場するセレブリティーと、彼らを一目見ようと会場周辺に集まる大勢のファンだろう。賛否両論ありつつも、彼らがいっそうの熱気と興奮を生み出しているのは間違いない。ここでは、2024-25年秋冬シーズンのパリおよびミラノ・ファッション・ウイークを中心に、多額のメディアインパクトバリュー(メディア掲載やSNS上での言及などをアルゴリズムで測定しマーケティング価値を割り当てたもの。以下、MIV)を創出したセレブやブランドについてまとめた。(この記事は「WWDJAPAN」2024年4月15日号からの抜粋です)
データテクノロジー企業ローンチメトリックスの調査によれば、2024-25年秋冬シーズンのファッション・ウイークで最も多額のMIVを創出したのは、多くのスターブランドがコレクションを発表するパリで、4億2550万ドル(約642億円)相当(以下、全て相当額)だった。なお、そのうち87%はイベント終了後から48時間以内に創出されているという。2位はやはり人気ブランドが多いミラノの2億7340万ドル(約412億円)で、シーズンの幕開けを飾ったニューヨークは1億8150万ドル(約274億円)、40周年を迎えたロンドンは7810万ドル(約117億円)だった。
パリはスキズのフィリックスを迎えた
「ルイ・ヴィトン」がMIV王者
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