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特集 原宿・新時代 第6回 / 全17回

設楽社長が語る ビームスが原宿で生まれた理由

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PROFILE: 設楽洋/ビームス社長

設楽洋/ビームス社長
PROFILE: (したら・よう)1951年4月13日東京都新宿区生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、75年に電通入社。76年2月に家業の新光の新規事業として「ビームス」1号店を原宿に出店。83年電通を退社し、ビームスと新光の専務に。88年ビームス、新光、ビームスクリエイティブの代表取締役を兼任。2011年に持ち株会社化し、ビームスホールディングス社長に

原宿の顔とも言える「ビームス」が、今の場所にできたのは48年前。新宿生まれ、新宿育ちの設楽洋ビームス社長はそもそもなぜ、原宿に目をつけたのか。(この記事は「WWDJAPAN」2024年4月22日号からの抜粋です)

あだ花から本物まで
あらゆるカルチャーが交差する街

設楽洋/ビームス社長

「1960年代までは、六本木のキャンティや新宿の風月堂などにおしゃれな人たちがたまっていて、カルチャーは夜の街から生まれていた。70年代に入り、ベトナム戦争が終わって学生運動も下火になると、政治色の強かった時代から急にスコーンと抜けた青い空に変わった。夜の文化から昼の文化になったわけだ。それまで新宿のジャズ喫茶でたばこを吹かしていた自分も、カリフォルニア・サウンドを聞くようになり、夜の世界にいた人たちは原宿の喫茶『レオン』に集まって、そういう人たちがスケートボードやサーフィンを始めた。新たな文化の風が原宿に吹いているのをなんとなく感じていた」。

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