原宿・表参道エリアを歩いていて、近年、目に付くようになったのがポップアップです。百貨店やショッピングセンターなど商業施設の中でもポップアップは盛んですが、路面のポップアップは都内で原宿・表参道エリアに集中しているといってよいでしょう。ファッション関連だけでなく時計・宝飾、ビューティ、家電、食品、日用品までさまざまなカテゴリーのポップアップの店舗があちこちで開かれています。
「WWDJAPAN」4月22日号の特集「原宿・新時代」の中でも触れましたが、原宿・表参道エリアでポップアップが盛んになった理由はいくつかあります。
まず流行に敏感な消費者が国内外から集まるため、マーケティングの場としては最適です。路面店が多い原宿・表参道エリアはぶらぶらと回遊する人が多いので、新しい消費者との出会いが期待できます。また大小さまざまなハコ(会場)があり、ブランドにとって多様な表現が可能です。次のテナントが決まっていない空き店舗もポップアップに貸すことができれば、ビルオーナーにも利点があります。
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