専門店チェーン、セレクトショップの2024年4月度売上高(既存店ベース)は、2ケタ増となったユニクロ、ユナイテッドアローズをはじめ、気温上昇に伴って夏物が動き、好調だったという声が中心だ。大型連休の前半も天気に恵まれ、客足増につながった。
ユニクロの国内売上高は、前年同月比18.9%増と大幅増、客数も同6.8%増と伸ばした。「夏物を中心に販売好調で、ウィメンズはブラトップやTシャツ、ジーンズ、エアリズムインナー、メッシュニット類、ウルトラストレッチボトムスなど、メンズはエアリズムインナー、エアリズムコットンクルーネックT、ポロシャツ、ウルトラストレッチボトムスなどが売れ筋だった」と広報担当者。春物の感動ジャケットなども動いたという。
ユナイテッドアローズも同17.0%増と大きく伸ばした。客数も同11.2%増。「気温上昇と共にシャツ、カットソートップス、ニット、ブラウスなどの夏物軽衣料がよく売れた」(発表資料から)。
しまむらの「ファッションセンターしまむら」は同6.3%増。同社は3月21日〜4月20日での集計のため、4月下旬の高温期間が入ればさらに伸びていた可能性がある。ウィメンズでは「トレンドのビスチェやデニム、チュール素材のアイテムが売れた」(発表資料から)。
良品計画の「無印良品」は同6.0%増で、衣服・雑貨に限ると同8.8%増。「気温上昇に伴い春夏物の需要が高まり、衣服・雑貨が順調に推移した」(発表資料から)。
アダストリアは同4.1%増。アイテム別では「定番のパンツや羽織りアイテム、軽い素材のボトムスが好調。雑貨ではキャップやリュック、ボトルホルダーなど外出需要に即したアイテムの引き合いが高かった」(発表資料から)。