多様化するクリエイターへの道のり
ファッション・ビューティ業界を支えるクリエイターたちに新たな潮流が起こっている。ラグジュアリーブランドや大企業が仕掛ける一大キャンペーンにおいて、独立系のクリエイティブチームの存在感が以前にも増して強まっている。SNSが普及する前は、大手広告代理店の組織力や、“大御所”と呼ばれる個人の影響力がファッション・ビューティ界の広告クリエイティブの大部分を支えていた。(この記事は「WWDJAPAN」2024年5月13日号からの抜粋です)
しかし現在求められるクリエイティブはビジュアル制作や雑誌広告だけでなく、動画制作やSNS、イベント運営まで多岐にわたる。過去の系譜は残しながらも、プロジェクトごとに最適なチーム編成と解散を繰り返す幅広いネットワークを持つカンパニーや、“編集”の価値を信じて可能性をワールドワイドに広げ続ける編集者集団、個人を起点に一流のクリエイターが集まるプロダクションなど、インディペンデントなチームも台頭している。このクリエイティブを取り巻く大きな変化と共に、次世代のクリエイターも続々と台頭しており、独立系集団の一手を担っている。
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