裁判所は、シンボリ・トレーディング上海がTモール(Tmall)とウィーチャット(微信、WeChat)で「バーバリー」が権利を有する“バーバリー・チェック”商標を使用し、また、「BANEBERRY」という文字列と「バーバリー」の「馬上の騎士」モチーフに類似したデザインを使用し、製品を販売・宣伝したと認定。また、12カ月間で40以上のポップアップを中国各地で開催し、さらに侵害行為を重ねたことも認定した。
損害額は、侵害品の総数に基づき計算された。中国での裁判で「バーバリー」の代理人を務めた法律事務所によると、「バーバリー」が2006年と09年に商標出願を行った際に、中国ですでに高い認知度を誇ることを証明するために5000ページ以上の証拠を提出したという。「バーバリー」の知的財産の責任者であるアミリー・チェン(Amily Chen)は、「中国は世界最大のラグジュアリー市場の一つであり、『バーバリー』にとっても重要な市場だ。中国においてブランドの評価を維持することは非常に重要であり、『バーバリー』のブランドを高いレベルで保護することができた」とコメントした。