ビジネス

「バーバリー」が中国で商標権侵害訴訟に勝訴 中国企業に1億2600万円の損害賠償命令

バーバリー(BURBERRY)」は、中国のシンボリ・トレーディング上海(XINBOLI TRADING SHANGHAI)が“バーバリー・チェック”商標や「馬上の騎士」モチーフロゴの商標権を侵害したとして提訴した裁判に勝訴し、シンボリ・トレーディング上海に600万人民元(約1億2600万円)以上の損害賠償命令が下った。

裁判所は、シンボリ・トレーディング上海がTモール(Tmall)とウィーチャット(微信、WeChat)で「バーバリー」が権利を有する“バーバリー・チェック”商標を使用し、また、「BANEBERRY」という文字列と「バーバリー」の「馬上の騎士」モチーフに類似したデザインを使用し、製品を販売・宣伝したと認定。また、12カ月間で40以上のポップアップを中国各地で開催し、さらに侵害行為を重ねたことも認定した。

損害額は、侵害品の総数に基づき計算された。中国での裁判で「バーバリー」の代理人を務めた法律事務所によると、「バーバリー」が2006年と09年に商標出願を行った際に、中国ですでに高い認知度を誇ることを証明するために5000ページ以上の証拠を提出したという。「バーバリー」の知的財産の責任者であるアミリー・チェン(Amily Chen)は、「中国は世界最大のラグジュアリー市場の一つであり、『バーバリー』にとっても重要な市場だ。中国においてブランドの評価を維持することは非常に重要であり、『バーバリー』のブランドを高いレベルで保護することができた」とコメントした。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

有終の美もドリスらしく 2025年春夏メンズ速報

「WWDJAPAN」7月8日号は、2025年春夏メンズ・コレクション速報です。表紙と巻頭では、今シーズン最も話題を集めた、ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)によるラストショーを紹介します。「ドリス ヴァン ノッテン」として初めてランウエイショーを開催してから、通算129回目を迎える引退ショーを通じて、ドリスは何を伝えたかったのでしょうか。答えは、とても潔くシンプルでした。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。