ファッション誌や広告を中心に、クリエイティブの第一線で活躍しているヘア・アーティストのTAKUが1月15日、南青山にサロンCUTTERSをオープンした。エントランスから奥に向かって、4つのセット面が並ぶミニマルな空間。セット面後方の巨大クローゼットや、カウンセリングスペースの三面鏡ほか、アールデコのテイストを随所に取り入れた内装はすべてオリジナルで設えた。ユニフォームは、私服の上にはおるワークコートで、40年代イギリスのヴィンテージをベースにしたオリジナルデザインだ。スタッフは、カラーリストを含む全8人のローテーション体制。カット&シャンプー料金は6000?1万3000円で、クイックサービス(カット3000円?)もある。平日は23時まで営業。
2005年にロンドンから東京へと活動拠点を移して以降、サロンの構想はずっとあったという。「CUTTERSには、自分の中にあるスタンダードなものを集約した。僕にとってのヘアサロンとは、作業がしやすく、リラックスできる場所。最低限の設備にそぎ落としているが、とてもヘアサロンらしい場所が作れたと思っている。ゆくゆくは、シャンプーなどのプロダクツもオリジナルを制作したい」とTAKU。
セットやメイクアップメニュー(5000?3万円)に関しては、現在システムを構築中。TAKU本人はもちろん、その仕事仲間でもある一流アーティスト陣もパーソナルにブッキングできる、スペシャルなサービスを提供予定だ。