「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、コア・バリュー広告キャンペーンに、テニス選手のロジャー・フェデラー(Roger Federer)とラファエル・ナダル(Rafael Nadal)を起用した。
同キャンペーンは、“語り継がれる旅がある。ドロミテ、イタリア。”をキャッチコピーとし、共にモノグラムを配したバックパックを背負い、イタリアのドロミテ山脈を登る両氏を、フォトグラファーのアニー・リボヴィッツ(Annie Leibovitz)が撮影した。
ナダルはキャンペーンについて、「これまでどれだけ多くのアイコン的な人物がこの広告キャンペーンに登場してきたかを知っている。だからこそそこに参加すること、特にロジャーと一緒というのは個人的にとても誇りに思う。彼は私にとって最大のライバルであり続けながらも、今では親友だからだ。キャリアにおいて夢見た以上のことを成し遂げた私からすれば、結局のところ、人間というレガシーにこそ最も大切な価値がある」とコメント。
またフェデラーは、「ラファと一緒にこの広告キャンペーンに登場することは、唯一無二の機会。あれほどのライバル同士だった私たちが、キャリアの最後にこの広告キャンペーンで共演するなんて、とてもクールだ。そして私たちが今いる山々の頂上という場所が、すべてを表している。私たちにとっては意味深く、特別なもの」と述べている。
ピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)「ルイ・ヴィトン」会長兼最高経営責任者(CEO)は両氏の起用について、「アントワン・アルノー(Antoine Arnault)と共に最初のコア・バリュー広告キャンペーンを立ち上げてから17年になるが、このアイコニックなシリーズを復活させることができて光栄だ。コア・バリュー広告キャンペーンの各章は、旅や類い稀な人々とのコラボレーション、伝承といった物理的かつ精神的な『ルイ・ヴィトン』のレガシーを讃えるもの。ロジャー・フェデラーとラファエル・ナダルという、インスピレーション溢れるアスリートかつ戦友、そしてそのスポーツ人生において鍛錬と卓越性を証明した2 人とこの新たなストーリーに携われたのは実に素晴らしいこと」と語った。