三陽商会は29日、紳士服「ザ・スコッチハウス(THE SCOTCH HOUSE)」の販売を今年12月31日で終了すると発表した。主に百貨店で半世紀にわたって販売されてきた老舗ブランド。バーバリー・ジャパンとのライセンス契約で展開してきたが、三陽商会は自社ブランドの強化の方針のもと、現行の契約満了日をもって更新しないことを決めた。
「ザ・スコッチハウス」は、英バーバリーの子会社スコッチハウス社が所有する。日本では三陽商会が1973年から販売してきた。2010年に婦人服と子供服を終了し、以後は紳士服のみで展開している。現在、百貨店を中心に現在72店舗のショップインショップを運営する。売上高は非公表。2025年2月期の「通期連結業績に与える影響は軽微」としている。
同社では「ザ・スコッチハウス」の代替として自社ブランド「ベイカーストリート(BAKER STREET)」を2025年春から販売する。