国内最大級のファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」は大手セレクトからD2Cブランドまで幅広く扱い、ここで売れるアイテムは 今のZ世代の購買傾向を反映している。ZOZOの23年4〜12月期の商品取扱高(その他商品取扱高を除く)は、前年同期比7.4%増と好調。北沢優衣ブランド営業本部 ブランド営業二部 ブランド営業Aブロック長と岩﨑夢奈EC推進本部 販売促進部 販売促進Aブロック長に商況を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2024年2月26日号会員限定特別付録「ビジネスリポート 2023年下半期」からの抜粋です)
WWD:2023年下半期の商況は?
北沢:猛暑と気温の変化によってニーズが大きく変動した下半期だった。気温が高い時はTシャツやカットソーが、低い時はニットやスエットがヒット。気温が下がらない中でも、ヤフー店と連動した「本気のZOZO祭」は今回も単日売上高が非常に良く、11月に開催したブラックフライデーセールも好調。なかなか寒くならなかったが「何か洋服が欲しい」という顧客ニーズが表れており、買い控えは感じなかった。
WWD:好調だったカテゴリーは?
北沢:猛暑特需として11月まで晴雨兼用の折り畳み傘が動いた。ほかにもサングラスなどのファッション雑貨が伸長。折り畳み傘は男性需要も高まり、男性による検索キーワード上位にも入っていたのが興味深かった。シーズン雑貨を常時幅広くそろえる「ゾゾタウン」の強みを発揮できた。気温が下がった後はアウターも堅調だった。
WWD:ファッションでよく売れたショップは?
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