ファッション

「オブリオ」立ち上げから半年、百貨店の外商顧客へのアプローチに手応え

ワールド傘下フィールズインターナショナルのウィメンズブランド「オブリオ(AUBRIOT)」が2024年秋冬コレクションを発表した。秋冬シーズンのキーワードは、「スワン」「タフ」「インビジブルビューティ」「ハンサムウーマン」の4つ。メンズライクを軸にした商品ラインアップにスカートなどのアイテムを加え、聡明さや気品、凛とした佇まいなどさまざまな要素が共存する女性の姿を表現する。

ブランドを象徴するアイテムが、ミリタリー調のコートやスラックスなどだ。ファーストシーズンの24年春夏は「マニッシュな印象が強すぎた」(企画担当者)ため、顧客のニーズに合わせ、今季はMDをやや軌道修正。用尺をたっぷり取ったツイードスカート、ファンシーツイードや繊細なレースのあしらいがあるアイテムを取り入れ、「強さの中にある優美な女性らしさ」をコーディネートで表現する。

「オブリオ」は同社の「アンタイトル(UNTITLED)」のカプセルコレクションの好反応を受けて、24年春夏シーズンに単独ブランドとしてデビューした。アッパーとマスボリュームの二極化が進むアパレル市場環境に対応し、ラグジュアリーに寄った価格帯に設定。コートなどは12万〜28万円、ジャケットは6万円〜、ワンピースは4万円〜。が、3万5000円〜のニットがエントリーアイテムとして機能しており、新規客の獲得に貢献している。

今春夏は、阪急うめだ本店、三越日本橋本店、高島屋日本橋店、玉川高島屋S・Cでポップアップを実施。高島屋日本橋店での開催時にはフリー客がほぼ100%を占めるなど、認知拡大に成功した。各ポップアップで外商からの問い合わせや購入もあり、ターゲット客層へのアプローチに手応えを感じている。

今後も引き続き百貨店でのポップアップ出店を進め、ゆくゆくは直営出店も視野に入れる。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

メンズ32ブランドの猛暑に負けない推しスタイル 2025年春夏メンズ・リアルトレンド

「WWDJAPAN」12月16日号は、2025年春夏シーズンのメンズ・リアルトレンドを特集します。近年は異常な暑さが続いており、今年の夏は観測史上最も暑い夏になりました。ファッション界への影響も大きく、春夏シーズンはいかに清涼感のあるスタイルを提案するかが大切になります。そこで、セレクト各社やアパレルメーカーの展示会取材、アンケートを通して全32ブランドの推しのスタイルを調査し、メンズのリアルな傾…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。