野外音楽フェス「タイコクラブ’16(TAICOCLUB’16)」が6月4日、長野県木曽郡のこだまの森で開催された。ミニマルテクノやエレクトロニカからポストロックまで洋邦さまざまな出演者が集うオールナイト野外フェスで、2006年の初開催以来今年で11回目を迎える。ソフィア・コッポラ監督の映画「ブリングリング」の劇伴も手がけたアメリカの音楽家ワンオートリックス・ポイント・ネバー(Oneohtrix Point Never)」やベネズエラ出身の気鋭トラックメーカーのアルカ(Arca)ら洋楽勢をはじめ、サカナクションや水曜日のカンパネラらファッションシーンで活躍する邦楽アーティストも含む33組がライブやDJセットを行った。
来場者のファッションは、山間部の会場ならではのアウトドアスタイルが主流だ。ショートパンツとレギンスの組み合わせや柄物トップス、昼夜の寒暖差に備えたアノラックパーカーなどの上着のバリエーションが多彩だ。男性のショートパンツは膝上丈で短め、帽子はバケットハットで特に白色が目立った。足元はアウトドアでも定着したスニーカーに加えて、「キーン(KEEN)」や「テバ(TEVA)」「クロックス(CROCS)」などのハイテクサンダルが多く見られた。
また今年初の試みとして、キャンプファイアー・ホテルズ(CAMPFIRE HOTELS)とのコラボレーションでグランピングエリアを設置した。コットン地の特設テントとバーラウンジを併設したキャンププランを用意したほか、同エリアにて「エイティワン(81)」の永島健志シェフによる16名限定レストランを催すなど、ラグジュアリーなキャンプ体験を提案した。