コティは2014年2月、「カルバン クライン」の新作香水「エンドレス ユーフォリア」を発売する。スティーブ・モーモリス=コティ・プレステージ グローバル・マーケティング・アメリカン・フレグランス担当シニア ヴァイスプレジデントは「フレグランスはブランドの中でも最大級のビジネス。05年発売の『ユーフォリア』は香水の苦手なアジア人も含め、世界で強い支持を得た。新作はよりライトでフレッシュな香りで、若い世代や未成熟市場である新興国の顧客を狙う」と語る。ターゲットは20代後半から30代前半の遊び心溢れる、若く、セクシーな女性。香りはチェリーブロッサム、マンダリン、ベルガモットのトップから、ヴァイオレット、ローズ、ライラックへと変化し、バンブー、サンダルウッド、ムスクへと落ちつく。価格は1.4オンスが49ドル(約4900円)。アメリカ国内では約3800の百貨店、専門店で販売予定。業界筋はグローバルでの初年度小売り売上高を5000ドル(約51億円)と予測する。
「カルバン クライン」は2014年発売の本作から「エタニティ」「ユーフォリア」「CK One」を含む香水事業全体のポートフォリオを一新し、顧客の若返りを図るという。「香水を買い始める若い世代に『CK One』の人気は根強く、今後も市場の開拓役を担うだろう。すでにインターネット上では新興市場の若者の間でこれまでになく『CK One』の認知が高まっている」とも語った。