英国君主の公式誕生日を祝する記念式典「トゥルーピング・ザ・カラー(Trooping the Colour)」が6月15日にロンドンで開催された。キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は、がんと診断され化学療法を受けていることを3月に公表しており、今年初の公務となった。同妃が公の場に登場したのは、2023年12月25日に行われたクリスマス礼拝以来、およそ6カ月ぶり。
キャサリン皇太子妃は、イギリスのドレスブランド「ジェニー・パッカム(JENNY PACKHAM)」による、首元の大きなリボンが印象的な白のワンピースを着用。「フィリップ・トレーシー(PHILIP TREACY)」の帽子と「カサンドラ・ゴード(CASSANDRA GOAD)」のパールのイヤリングを合わせ、「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の白いパンプスと「マルベリー(MULBERRY)」の黒いクラッチで、エレガントかつ爽やかなスタイルに仕上げた。
式典前日に感謝のメッセージを投稿
「トゥルーピング・ザ・カラー」は、1748年に英国君主の公式誕生日の祝賀式と軍旗分列行進式をひとつにまとめて6月に開催したのが起源だといわれている。今回、キャサリン皇太子妃は久しぶりに公務に参加するにあたり、前日にウィリアム皇太子(William, Prince of Wales)との公式インスタグラムにメッセージを投稿。「ここ数カ月、皆さんから届いた沢山の温かなメッセージやサポート、励ましの言葉に感動し、心からありがたく思っています。つらい時期に、ウィリアムと私にとって本当に大きな支えとなりました」と感謝の思いを述べ、治療が順調に進んでいることや、体調を見ながら徐々に公務に復帰する予定であることなどをつづった。