ファッション
連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY 第122回

ガラパゴスな「カワイイ」からのシフト進む その背景は?

有料会員限定記事

ガラパゴスな「カワイイ」からのシフト進む その背景は?

会社がある六本木、自宅からそう遠くない新横浜では、男性アイドルのコンサートが頻繁に開かれます。ゆえにファンの姿を頻繁に見かけますが、最近、彼女たちの装いが変わってきた印象です。

忌憚なく言えば、これまではガラパゴス化した「カワイイ」スタイルが多かった印象です(悪口ではありません、断じて!)。キーワードは、「パステル」「チュール」「フリル」あたりでしょうか?特に新横浜では、チュールで作った、パステルカラーのフリル付きソックスにペタンコなメリージェーンシューズを合わせている女性を数多く見かけると「あぁ、今日はコンサートがあるんだな」と思うほどでした。

もちろん、そんな人がいなくなった訳ではありません。でも、確実に減少しています。代わりに増えているのは、ガラパゴスな「カワイイ」と比較すると「強い」スタイル。クロップド丈のインナーを取り入れたり、パステルカラーからモノトーンにシフトしたり、足元がブーツやスニーカーに変化したりの印象です。2024-25年秋冬の展示会を回っていても、ガラパゴス化した「カワイイ」は減っている印象です。特にモノ作りに再度注力する企業では、チープな素材で作るカワイイが減り、今までより上質な素材で生み出す本物志向なエレガンスが増えています。

この続きを読むには…
残り824⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

WEGO x ファッションの記事

関連タグの最新記事

ファッションの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ミラノコレ総括 「プラダ」のミックス&マッチにトレンドの兆し

「WWDJAPAN」10月7日号は、2025年春夏ミラノ・ファッション・ウイークを総括します。今季はデザイナーらが考える「生き方」が表出したシーズンでした。個々が抱える生きづらさを出発点に、批判の目を持って疑問を呈したり、ポジティブに現実を受け止め軽やかに生きるための術を提案したりといった表現が目立ちました。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。