読売ジャイアンツは6月20日、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」とのコラボレーションユニホームを東京ドームで披露した。メディアと公式ファンクラブに向けた発表会には、岡本和真と長野久義、菅野智之、戸郷翔征の4選手が登壇し、ユニホームの印象や試合への意気込みを語った。同球団は9月7、8日の横浜DeNAベイスターズ戦を“ティファニー・デー(Tiffany & Co. DAY)”とし、選手や監督、コーチは同ユニホームを着用して試合に臨む。
今回のコラボレーションは、読売ジャイアンツの球団創設90周年プロジェクトの一環で実現した。2024年シーズンからユニホームに採用している新ロゴを、「ティファニー」がデザインしたことがきっかけだったという。ビジター用には70年ぶりに“TG”(TOKYO GIANTS)ロゴも復活し、ファンを中心に話題を集めていた。
コラボユニホームは黒と白を基調に、「ティファニー」のシンボルカラーであるティファニーブルーを随所に採用している。背番号下には、“Tiffany & Co.”のロゴも刺しゅうした。ラグジュアリーブランドのロゴをユニホームにあしらうのは、日本プロ野球(NPB)史上初となる。なお、コラボユニホームおよびキャップ、ソックスの一般販売は行わない。
キャプテンの岡本選手はコラボユニホームについて、「今までにないデザインで、背中にさりげなく入った『ティファニー』のロゴがいい。早くこのユニホームを着て試合がしたい」と感想を話した。中でもキャップがお気に入りだといい、「正面の“TG”ロゴはもちろん、ツバの裏にもティファニーブルーがあしらわれているから」。さらに、「“ティファニー・デー”はいい試合をして盛り上げ、『ティファニー』が手掛けるセ・リーグの優勝トロフィーを僕たちが手にできるよう頑張りたい」と意気込みを語った。
イベントには橘田新太郎ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク社長も登場し、「日本最古のクラブ読売ジャイアンツと、創業187年の『ティファニー』という、長い歴史を持つ両社がコラボレーションに至ったのは必然。心に残る取り組みになった」とコメント。そして「『ティファニー』は1888年以来、メジャーリーグベースボール(MLB)の数々のトロフィー製作をはじめ、ワールド・ベースボール・クラシックや日本セ・リーグの優勝トロフィーも手掛けるなど、野球と深いつながりを持つ。今後も特別なモーメントに彩りを添えるブランドであり続けたい」と、締めくくった。