2025年春夏のメンズ・ファッション・ウイーク中、ミラノに集った来場者たちのカラフルなヘアが注目を集めた。鮮やかなピンク、ライムグリーン、ストロベリーレッド、バーントオレンジなど、どれも見逃せないスタイルだ。日本からは関口メンディーがブランドのショーに出席し、お馴染みのボックスヘアで人目を引いた。
中にはユーモラスなルックもあった。イエローのスマイリーフェイスとパープルのしかめっ面を描いた白のバズカットや、ジェルで毛束を固め、とげのように逆立てせたヘアスタイルなどだ。今シーズンはジェルが主流だったようで、多くの人が髪を下ろしたり上げたりして、彫刻のようにヘアをアレンジした。リボンやとげのある王冠、バレッタなど、髪飾りも目を引いた。
多くのファッショニスタはナチュラルメイクを選んだが、正反対の大胆なカラーメイクを施した来場者もいた。アイラインを左右の目尻から小鼻まで引いたり、眉毛の位置にまでチークをつけたり、チークの色に合わせたリップと人形のようなマスカラでまつ毛を彩ったり。顔全体を白く塗り、黒く縁取った目と血のように赤く塗った唇が印象的なスタイルも見られた。
ミラノ・ファッション・ウイークのビューティスナップはコントラストに溢れ、ネクストトレンドのアイデアが満載だった。ここでは米「WWD」が選んだ17の個性派スタイルを紹介する。